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各関数の使用例
Join
配列に含まれている数多くのサブ文字列を結合して作成した文字列を返します
Join(sourcearray, [ 区切り 記号 ])
Join 関数の構文には、次の 名前付き引数があります
sourcearray	必須。 結合するサブ文字列を含む 1 次元配列。
delimiter	省略可能。 返される文字列内のサブ文字列の区切り文字。 省略した場合は、空白文字 (" ") が使用されます。
記述凡例
LBound
配列の指定ディメンションに対して使用できる最小下付き文字が含まれる長整数型 (Long) の値を返します
LBound(arrayname, [ dimension ])
LBound 関数構文には、次の指定項目があります
arrayname	必須です。 配列変数の 名前。
dimension	省略可能。Variant (Long)。 返されるディメンションの下限を示す数値です。
LBound 関数は、配列のサイズを決定するために UBound 関数と一緒に使用されます
記述凡例
Dim Lower
Dim MyArray(1 To 10, 5 To 15, 10 To 20)     ' Declare array variables.
Dim AnyArray(10)
Lower = Lbound(MyArray, 1)     ' Returns 1.
Lower = Lbound(MyArray, 3)    ' Returns 10.
Lower = Lbound(AnyArray)    ' Returns 0 or 1, depending on
' setting of Option Base.
LCase
小文字に変換された文字列型 (String) の値を返します
LCase(string)
必須の string 引数は、任意の有効な 文字列式です。 string に Null が含まれている場合は Null が返されます
大文字だけが小文字に変換されます。すべての小文字およびアルファベット以外の文字は変更されません
記述凡例
Dim UpperCase, LowerCase
Uppercase = "Hello World 1234"    ' String to convert.
Lowercase = Lcase(UpperCase)    ' Returns "hello world 1234".
Left
文字列の左から数えて指定した数の文字を含むバリアント型 (内部処理形式 String の Variant) を返します
Left(string, length)
Left 関数の構文には、次の 名前付き引数があります
string	必須。 左から文字列を返す元となる 文字列式。
length	必須。Variant (Long)。 取得する 文字数を示す数値式。
記述凡例
Dim AnyString, MyStr
AnyString = "Hello World"    ' Define string.
MyStr = Left(AnyString, 1)   ' Returns "H".
MyStr = Left(AnyString, 7)   ' Returns "Hello W".
MyStr = Left(AnyString, 20)  ' Returns "Hello World".
LeftB
指定文字列をバイトデータとして扱い、文字列の左端から指定数分のバイトデータを取得します
LeftB(string,length)
string  必須。文字列を抜き出す元の文字列を指定します。
length  必須。引数stringから抜き出すバイト数を指定します
記述凡例
Dim str As String
str = "abcdefg"
MsgBox LeftB(str, 6)
Len
文字列の文字数、または変数の格納に必要なバイト数を含む長整数型 (Long) を返します
Len(stringvarname | )
Len 関数の構文には、次の指定項目があります
string	任意の有効な文字列式を指定します。
varname	有効な変数の名前を指定します。
記述凡例
Type CustomerRecord    ' Define user-defined type.
  ID As Integer    ' Place this definition in a 
  Name As String * 10    ' standard module.
  Address As String * 30
End Type
    
Dim Customer As CustomerRecord    ' Declare variables.
Dim MyInt As Integer, MyCur As Currency
Dim MyString, MyLen
MyString = "Hello World"    ' Initialize variable.
MyLen = Len(MyInt)    ' Returns 2.
MyLen = Len(Customer)    ' Returns 42.
MyLen = Len(MyString)    ' Returns 11.
MyLen = Len(MyCur)    ' Returns 8.
LenB
文字列の文字数、または変数の格納に必要なバイト数を含む長整数型 (Long) を返します
LenB(stringvarname | )
LenB 関数は、文字列の文字数ではなく、その文字列を表すバイト数を返します。 ユーザー定義型を使用すると、LenB 関数は、要素間の間隔を含むメモリ内のサイズを返します
記述凡例
Function LenMbcs (ByVal str as String)
  LenMbcs = LenB(StrConv(str, vbFromUnicode))
End Function
    
Dim MyString, MyLen
MyString = "ABc"
' Where "A" and "B" are DBCS and "c" is SBCS.
MyLen = Len(MyString)
' Returns 3 - 3 characters in the string.
MyLen = LenB(MyString)
' Returns 6 - 6 bytes used for Unicode.
MyLen = LenMbcs(MyString)
' Returns 5 - 5 bytes used for ANSI.
LoadPicture
LoadPicture関数は、引数picturefilenameで指定した画像ファイルの画像を返します。LoadPicture関数の返り値をプロパティにセットすることで画像を表示できます
LoadPicture([picturefilename])
引数picturefilenameは省略可能です。引数picturefilenameを指定すると、指定した画像ファイルの画像を読み込みます
記述凡例
UserForm1.Image1.Picture = LoadPicture("C:\win.jpg")
Loc
開いているファイル内の現在の読み取り位置または書き込み位置を示す Long を返します
Loc(filenumber)
必須の filenumber 引数は、任意の有効な 整数ファイル番号です
記述凡例
Dim MyLocation, MyLine
Open "TESTFILE" For Binary As #1    ' Open file just created.
Do While MyLocation < LOF(1)    ' Loop until end of file.
   MyLine = MyLine & Input(1, #1)    ' Read character into variable.
   MyLocation = Loc(1)    ' Get current position within file.
   ' Print to the Immediate window.
   Debug.Print MyLine; Tab; MyLocation
Loop
Close #1    ' Close file.
LOF
Open ステートメントを 使用して 開いたファイルのサイズをバイト単位で表す長整数型 (Long) の 値を返 します
LOF(filenumber)
必須の filenumber 引数は、有効な ファイル番号を含む Integer です
記述凡例
Dim FileLength
Open "TESTFILE" For Input As #1    ' Open file.
FileLength = LOF(1)    ' Get length of file.
Close #1    ' Close file.
Log
数値の自然対数を表す倍精度浮動小数点型 (Double) の値を返します
Log(number)
必要な 数値引数は、Double または 0 より大きい 任意の有効な数値式です
記述凡例
'Log 関数を使用して数値の自然対数を返します
Dim Angle
Angle = 1.3
MsgBox Log(Angle + Sqr(Angle * Angle + 1))
LTrim
指定した文字列の先頭のスペースを除いたコピー
関連[RTrim][Trim]
Trim(string)
必須の string 引数は、任意の有効な 文字列式です。 string に Null が含まれている場合は Null が返されます
記述凡例
Dim StrVal
StrVal = "  Trim  "
MsgBox "LTrim = [" & LTrim(StrVal) & "]"
MsgBox "RTrim = [" & RTrim(StrVal) & "]"
MsgBox "Trim = [" & Trim(StrVal) & "]"
MacID
Macintosh で、4 文字の 定数を、Dir、Kill、Shell、および AppActivate で使用できる値に変換するときに使用されます
MacID(constant) Macintosh専用の関数です
必須の 定数引数 は、リソースの種類、ファイルの種類、アプリケーション署名、または Apple イベントを指定するために使用される 4 文字で構成されます
*
MacScript
AppleScript スクリプトを実行し、スクリプトから返された値を返します
MacScript(script) Macintosh専用の関数です
script 引数は 文字列式です。 文字列 式は一連の AppleScript コマンドを指定することも、AppleScript スクリプトまたはスクリプト ファイルの名前を指定することもできます
*
Mid
文字列から指定した文字数の文字列を、Variant (String) で返します
Mid(string,start,length)
Mid 関数の構文には、次の 名前付き引数があります
string	必須。 文字列を返す 文字列式を指定します
start	必須です。Long です。 string 内で取り出す文字列の先頭の位置を指定します
length	省略可能。Variant (Long)。 返す文字数を指定します
記述凡例
Dim StrVal
StrVal = "Mid Function Demo"
MsgBox Mid(StrVal, 1, 3)
MsgBox Mid(StrVal, 14, 4)
MsgBox Mid(StrVal, 5)
MidB
文字列の指定した位置から指定したバイト数の文字列を返します
MidB(string,start,length)
MidB 関数の構文には、次の 名前付き引数があります
string	必須。 文字列を返す 文字列式を指定します
start	必須です。Long です。 string 内で取り出す文字列の先頭の位置を指定します
length	省略可能。Variant (Long)。 抜き出す文字列のバイト数を指定します
記述凡例
Dim StrVal
StrVal = "Mid Function Demo"
MsgBox MidB(StrVal, 1, 3)
MsgBox MidB(StrVal, 14, 4)
MsgBox MidB(StrVal, 5)
Minute
分を表す 0 から 59 までの整数を指定する Variant (Integer) を返します
Minute(time)
必須の time 引数は時間を表すことができる任意の Variant数式、文字列式、または任意の組み合わせです
記述凡例
Dim TimeVal
TimeVal = #3:35:30 PM#
MsgBox Minute(TimeVal)
MsgBox Minute(Now)
MIRR
一連の定期的なキャッシュフローに対する修正内部利益率を指定する Double を返します
MIRR(values( ), finance_rate, reinvest_rate)
values( )	必須です。 キャッシュ フロー値を指定する Double の 配列です。 配列には少なくとも 1 つの負の値と 1 つの正の値が含まれる必要があります
finance_rate	必須です。 融資コストとして支払われる利率を指定する Double です
reinvest_rate	必須です。 現金の再投資に対する受取利率を指定する Double です
記述凡例
Dim LoanAPR, InvAPR, Fmt, RetRate, Msg
Static Values(5) As Double
LoanAPR = 0.1   '金利
InvAPR = 0.12   ' 再投資率
Fmt = "#0.00"
Values(0) = -70000    ' 起業費用
' 4年連続の収益を反映したプラスのキャッシュフロー
Values(1) = 22000: Values(2) = 25000
Values(3) = 28000: Values(4) = 31000
RetRate = MIRR(Values(), LoanAPR, InvAPR)    '内部収益率
Msg = "これらのキャッシュフローの修正内部収益率は "
Msg = Msg & Format(Abs(RetRate) * 100, Fmt) & "%."
MsgBox Msg    ' 内部収益率を表示します
Month
月を表す 1 から 12 までの整数を指定する Variant (Integer) を返します
Month(date)
必須の date 引数は、日を表す任意の Variant、数式、文字列式、または任意の組み合わせです
記述凡例
Dim DateVal
DateVal = #2/12/1969#
MsgBox Month(DateVal)
MsgBox Month(Now)
MonthName
指定した月を示す文字列を戻します
MonthName(month, [ abbreviate ])
month	[必須] 数字で示した月です
abbreviate [オプション]月の名前が省略されるかを示す Boolean 値です。 このオプションが指定されない場合の既定は、月の名前が省略されないことを意味する False です
記述凡例
MsgBox MonthName(12)
MsgBox MonthName(12, True)
MsgBox MonthName(12, False)
MsgBox
ダイアログ ボックスにメッセージを表示し、ユーザーがボタンをクリックするのを待機し、ユーザーがどのボタンをクリックしたかを示す 整数 を返します
MsgBox (prompt, [ buttons, ] [ title, ] [ helpfile, context ])
Prompt [必須] ダイアログ ボックスにメッセージとして表示される文字列式です。Chr(13),Chr(10),Chr(13) & Chr(10) 使用可能
buttons [省略可能] 表示させるボタンの数と種類を指定する値、使用するアイコンのスタイル
title	[省略可能] ダイアログ ボックスのタイトル バーに表示される文字列式。省略された場合タイトル バーにはアプリケーションの名前が表示
helpfile [省略可能] helpfile を指定する場合は、context も必ず指定する必要があります
context	[省略可能] context を指定する場合は、helpfile も必ず指定する必要があります

[buttons]の引数の定数
vbOKOnly,vbOKCancel,vbAbortRetryIgnore,vbYesNoCancel,vbYesNo,vbRetryCancel,vbCritical・・・等
記述凡例
Dim Msg, Style, Title, Help, Ctxt, Response
Msg = "続けますか ?"
Style = vbYesNo Or vbCritical Or vbDefaultButton2
Title = "MsgBox Demo"
Help = "DEMO.HLP"
Ctxt = 1000
Response = MsgBox(Msg, Style, Title, Help, Ctxt)
If Response = vbYes Then
   MsgBox "Yes が選択されました"
Else
   MsgBox "NO が選択されました"
End If