懸架と外装ってってナニ ?

フレーム・サスペンション・ボディー(外装・カウル)、日常の整備ではあまり手を入れる事が少ない個所では無いかと思います。
その中から、
1._フロントサスペンション(フロントフォーク)
2._リヤサスペンション(リヤアブソーバ)
3._外装(カウリング)の修復
を紹介していきます。

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01_フロントサスペンションの整備
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フロントサスペンションの取り外し
フロントサスペンション、いわゆるフォークですが、メーカー推奨は15,000km 程度でのオーバーホールです。
但し、こいつは時間を要す作業なので、なかなか簡単にとは行きませんが、バイク屋さんに頼むと、工賃がそこそこ掛かると思われますので自分で出来れば良いですね。
Grand Axis の場合はアンダーカウルが邪魔で切り込みを入れないと作業は困難です。(ハンドルは外しません)
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フロントフォークのOH
取り外したフォークを分解して洗浄します。
シール類は全て交換。
ダストブーツも痛み加減では交換。
インナーチューブのメッキ部は傷つけない様に慎重に取り扱いましょう。
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抜けが良すぎる気がしたので、シリンダーのリングの摩耗を疑い、交換して具合を試してみました。
リングはシリンダーとアッセンブリ販売の為、とりあえず手に入るもので流用してみる事にしました。
組み込んだリングがやや大きかったため、挿入にはクリアファイルをガイドとして使って工夫してみました。
余談ですがインナーチューブの中は錆サビでした。
04
規定量のフォークオイルを入れ、圧を掛けては逃がしを繰り返して、内部気泡をゆっくり丹念に除去します。
数時間放置後に油面調整ツールを使って油面を合わせます。
左右のバランスが崩れると、走行安定性が低下します。
これらの作業にとても時間を要すのが難点です。
組み込み後走行性をテストし、再調整が必要になりました。
とてもデリケートな整備項目です。
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02_リヤサスペンションの整備
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リヤサスペンションの換装
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試行の上ノーマルに戻る
03_外装(カウリング)の修復
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プラリペアで補修
ひび割れたカウリングは裏側にガラス繊維を使用してプラリペアで補修します。
固まったら表側の溝はプラパテで補修し、サンドペーパーで平らにしてから塗装します。
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03
主な道具や材料たち
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油面調整ツール
デイトナ製 油面調整ツール
お手ごろな価格で大助かり
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トルクレンチ
E-Value プレセット型トルクレンチ トルク設定範囲:5~25N・m
トルク設定範囲:20~110N・m
 
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手袋と箱ティッシュ
使い捨てゴム手袋(モノタロウ)
箱ティッシュ(ウエス替わり)
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プラリペア
武藤商事のプラリペア
補充用の材料も単体で販売されています。
05
グラスファイバーテープ
グラスファイバー製のネットテープ
裏側が粘着タイプで補修面にくっつくので作業がしやすい。
アサヒペン製
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サスペンションオイル
ヤマハ純正サスペンションオイル
Y's ギア
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ネジロック
フロントフォークのシリンダーボルトに使います。
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プラパテ
カウリング補修に使います。
模型用のタミヤ製
肌理が細かく強度も塗料の載りも良好です